ナイロン/セルロース混用のナイロン側汚染防止剤
ネオレーベ NYC-D(直接染料、中性固着型反応染料)、NYC-R(反応染料)
取材=染織経済新聞社
| コタニ化学工業(株)(社長・小谷 卓氏、本社・堺市築港浜寺西町13-14)が、ナイロン/コットン又は レーヨンの二者混繊維素材用の汚染防止剤ネオレーベ NYC-D、ネオレーベ NYC-Rの2品目を開発、市販した。同社の説明によるとネオレーベ2品目は使用染料・染色法別に開発され、中-淡色から濃色に至るコットン染色時に使用し、ナイロン側汚染を強力に防止できるようにしたという。 |
開発の動機
小谷社長は2タイプのナイロン側汚染防止剤(ネオレーベ NYC-D、およびネオレーベ NYC-R)を開発した動機について、次のように語る。
「最近、消費者の染色性についての好みが多様化し、それにともないナイロン/コットン、又はレーヨン混の染色堅牢度も多様になった。その結果、消費者それぞれが好む衣料品価格別に、多様な染色技術を駆使する必要があり、使用染料についても、消費者の品質の好み、あるいは価格の好みに合わせて、高級タイプ染料から中級、下級タイプの染料に至るまで幅広く使われるようになった。
これまでは特定の高品質の染料を使っておれば染色トラブルが少なく安全で、ナイロン側の汚染防止剤も、その特定染料に合わせたものを用いればよいとされていた。
ところが前述のような事情で、ナイロン側の汚染防止剤も一工夫、二工夫する必要性が出てきた。
ナイロン/セルロース混の染色は基本的にセルロース側に直接染料・反応染料が使用されるが、この場合、セルロース用の染料によるナイロンへの汚染が大きい。
汚染が大きくなると、洗濯堅牢度・日光堅牢度が低下する、セルロースへの染着性も悪くなる。
ナイロンへ汚染した直接染料・反応染料の色相がセルロースに染着した本来の色相とは異なることが多く、再現性が悪くなる、など様々なトラブルを起こしやすい。
消費者の好み(品質・価格)の多様化で、以上の染色トラブルが増幅しやすい。それを解決するため、ネオレーベ2品目を開発した」と語る。
以下はコタニ化学工業(株)の発表内容。
ネオレーベ(汚染防止剤)を3つの染色法別に対応
ネオレーベ NYC-Dはナイロン/セルロース繊維を中性〜酸性側で染色する際のナイロン側の汚染防止用として開発された。
またネオレーベ NYC-Rは表-1の(3)に示すようにアルカリ側で染色する際の、濃色を狙う場合に最適で、ナイロン側の汚染防止効果が大きくなる。
表-1
ナイロン/セルロース混紡、交織品の染色法は(1)、(2)、(3)に大別できる
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ナイロン
側染料 |
セルロース
側染料 |
染色条件 |
汚染防止剤 |
|
| NYC-D |
NYC-R |
| 染色法(1) |
酸性、
含金酸性 |
直接 |
pH=5-6
一浴染色 |
○ |
- |
図-A参照 |
| 染色法(2) |
酸性、
含金酸性 |
反応
(中性固着) |
pH=7
一浴染色 |
○ |
- |
図-B参照 |
| 染色法(3) |
酸性、
含金酸性 |
反応 |
ナイロン側:酸性染色
セルロース側:アルカリ染色
二浴染色 |
- |
○ |
図-C参照 |
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