花粉付着防止加工剤
クインセッター POL
| コタニ化学工業(株)(堺市築港浜寺西町13−14)は、花粉付着防止加工剤クインセッター POLと、花粉吸着加工剤の二液性品クインセッター PLC AsolとBsolを開発市販した。日本では1970年代以降に生まれた人の90%以上がアレルギー体質だといわれている。そのためスギやヒノキなどの花粉が空中に飛散することにより引き起こされる「花粉症」は、現代病のなかでも代表されるもののひとつとなった。スギ花粉は多い年で1シーズン4000〜10000個/cm2が飛散すると言われている。その対応のためコタニ化学工業(株)は衣料や寝具用の花粉付着防止加工剤と、カーテンや資材用の花粉吸着加工剤の市販に踏みきった。 なお、花粉付着防止加工剤「クインセッター POL」は花粉の他、黄砂等の砂・土・ホコリ汚れや、ダニ等の老廃物(死がい、フンなど)にも効果があることがわかった。 |
スギやヒノキに代表される花粉がアレルゲンとして働き、くしゃみや鼻水等の不快な症状を引き起こす「花粉症」は、現代病のなかでも代表されるもののひとつである。
スギ花粉では、多い年で1シーズン4000〜10000個/cm2が飛散すると言われる。また大きさも30〜40μmと微粒子のため、これら花粉の付着防止・除去には非常に困難な技術が伴ったのが実情である。
クインセッター POLは独自の微粒子化技術で開発した、柔軟で強固な樹脂皮膜を繊維上に形成することにより、あらゆる繊維素材に対して、花粉を付着しにくく、また付着しても容易に脱落除去することのできる花粉RELEASE加工剤である。
| 外観・性状 |
: |
無色半透明液状 |
| pH |
: |
7〜8 |
| イオン性 |
: |
カチオン |
| 主成分 |
: |
特殊変性ナノエマルション |
| 溶解性 |
: |
水に任意の割合で容易に溶解する |
特長
| (1) |
スギやヒノキに代表される花粉を、付着しにくく、また容易に脱落除去することができる。この性能はくり返し洗濯しても低下しない。 |
| (2) |
風合が粗硬にならない。また処理後、吸水性を阻害することはない。 |
| (3) |
熱黄変や、処理後の変色がない。また、他の堅牢度にも悪影響を与えない。 |
| (4) |
水分を蒸発させるだけで繊維上に強固な樹脂皮膜を形成するため、特にCureやSetなどの熱処理は必要がない。 |
| (5) |
あらゆる繊維素材に対して、適応可能である。 |
使用方法
連続方法(pad法)または浸漬方法(dip法)のほか、スプレー方法でも使用可能である。
使用量は、被処理物の種類や表面の形態により異なるが、おおむね
| 連続方法(pad法)の場合 5〜10%sol. Pad→Dry |
| 浸漬方法(dip法)の場合 5〜10%owf. Dip→Squeeze→Dry |
| (常温×10分、浴比1:10) |
を標準とする。
- 処理後、特に熱処理は不要であるが、行っても支障はない。
- 帯電防止剤や柔軟剤など、他の仕上剤と併用することも可能。
ただし、仕上剤の種類によっては、花粉RELEASE効果を大幅に低下させる場合があるので相溶性とともに予め充分に予備テストを行うこと。
試験性能例
●花粉付着防止性能
[ 試験方法 ]
| ▼ |
石松子(ヒゲノカズラの胞子)を1g添加した袋に、未加工布と加工済み布を投入し、50回振動。取り出した後、軽く手で払う程度の振動を与え、RELEASE後の花粉の個数を測定。
未加工布を100%とした時の付着率を算出する。 |
綿 裏毛ニット布:POL 5%sol. Pad→Dry
アクリル/綿 起毛布:POL 5%sol. Pad→Dry
ポリエステル織物:POL 5%sol. Pad→Dry
顕微鏡写真
(画像をクリックすると拡大します)
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各処理布を石松子(ヒゲノカズラの胞子)0.1gを含む袋に入れ、50回振盪。取り出した後、軽く振って花粉付着個数を測定する。 |
試布:ポリエステル
顕微鏡写真(150倍)

(クリックすると拡大します)
●土埃付着防止性能
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各処理布を赤玉土と一般の土とカーボンブラックを混合したもの1gを含む袋に入れ、50回振盪。取り出した後、軽く振って泥汚れを肉眼にて判定する。 |
クインセッター POL 5%sol Pad→Dry
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各処理布を赤玉土と一般の土を混合したもの1gを含む袋に入れ、50回振盪。取り出した後、軽く振って泥汚れを肉眼にて判定する。 |
クインセッター POL 5%sol Pad→Dry
保管上の注意
・ 密栓の上、冷暗所で保管すること。
・ 冬期保管中は、凍結しないように注意する。
入目・荷姿
・ 17kgs 石油缶
※ここに記載された事項は、細心の注意を払って行なった実験事実に基づくものであるが、実際の現場結果を確実に保証するものではない。
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